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皆さんこんにちは!
福岡県飯塚市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っている
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
連日、猛暑が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか?
私たちの仕事は、空調設備やダクト工事など、まさに「夏を支える仕事」。
しかし、夏場は現場の暑さとの戦いでもあります。
そんな私たちが、この厳しい季節を乗り越えるために選んだのは――
「鰻(うなぎ)」!!
現場で汗をかくからこそ、栄養補給はとっても大事。
うなぎは高タンパクでビタミンB群が豊富。疲労回復やスタミナ維持に最適なんです!
今回は、チーム全員で美味しいうな重をいただき、心も体もリフレッシュしました。
「安全第一」を合言葉に、猛暑の現場でも一丸となって作業を続ける私たち。
チームワークが強みの田中空調設備では、こうして時々息抜きをしながら士気を高めています。
仲間と食べるご飯は、何よりのエネルギー源ですね。
この夏も、皆さまに快適な空間をお届けするために、
田中空調設備は全力で取り組んでいます!
空調・換気・ダクト工事のご相談はお気軽に!
次回もお楽しみに!
福岡県飯塚市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆さんこんにちは!
福岡県飯塚市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っている
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
今回は、暑い夏を快適に過ごすために欠かせない空調ダクトの施工事例をご紹介します。
飲食店やカフェなど、人が集まる空間では「空調の効き」が快適さを左右します。
見えないところで大活躍しているのが、この空調ダクトです。
空調ダクトは、エアコンや空調機で冷やした(あるいは暖めた)空気を、室内の隅々まで均一に届けるための役割を担っています。
ダクトがしっかり設置されていないと、
冷房が効かない
一部の席だけ暑い(または寒い)
光熱費が無駄にかかる
といったトラブルの原因に…。
だからこそ、施工精度がとても大切なのです。
今回工事を行ったのは、オシャレなカフェの空調ダクト設置です。
デザイン性を損なわないよう、シンプルかつ機能的なレイアウトを意識しました。
さらに、店内の見た目にも馴染むよう、金属ダクトの質感を活かしたインダストリアルデザインを採用。
店舗入口側から見たダクトの全景。整然と並んだダクトラインが美しい!
奥行きのある空間にしっかり冷気を届けるため、ダクトの長さを調整しました。
効率的な風の流れを設計
店内全体で温度ムラが出ないように、空気の流れを計算してダクトの位置を決定。
安全性と耐久性を重視
頑丈な支持金具でしっかり固定し、長期間安心して使える施工を実現。
デザインとの調和
カフェの雰囲気を壊さないように、無骨すぎず、洗練された印象を演出。
気温が上がるこれからの季節、空調設備の性能が快適さのカギを握ります。
「最近エアコンの効きが悪い…」「新店舗に空調を設置したい!」
そんなお悩みがあれば、ぜひ当社にご相談ください。
プロの技術で、快適で過ごしやすい空間をお届けします!
次回もお楽しみに!
福岡県飯塚市を拠点に空調・換気設備等に伴うダクト工事を主に行っております。
お気軽にお問い合わせください。
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
今回は、空調や換気設備の中でも縁の下の力持ちとして働いている「ダクト」のメンテナンスと定期点検の重要性についてお話しします。
普段私たちは空気の流れをあまり意識せずに暮らしていますが、その快適な空間を支えているのが、壁や天井の裏に張り巡らされたダクト配管です。冷暖房、換気、排煙など、あらゆる空気の“通り道”として機能しているこの設備は、実はとてもデリケートで、メンテナンスを怠るとさまざまな問題を引き起こします。
ダクトは建物の“呼吸器官”とも言える設備です。空気を吸い込み、運び、吐き出すという機能を担っており、空気の質や流れに直結しています。
しかしこのダクト、実際には天井裏や壁の中など見えない場所に設置されていることが多く、「気づいた時には手遅れ」なケースも少なくありません。
例えば以下のような問題が、メンテナンス不足のダクトで発生します:
空気の流れが滞り、部屋の中がムッとする
カビやダニ、ホコリが蓄積し、アレルギーや咳の原因に
ダクトの継ぎ目から空気が漏れ、空調の効きが悪くなる
音や振動が発生し、居住者や利用者が不快に感じる
防火設備が正常に作動せず、火災時の被害が拡大する恐れも
つまり、ダクトの劣化は**「空気の質の悪化」「光熱費の増加」「安全性の低下」**を招くことになりかねません。
ダクト内には、想像以上に多くのゴミや汚れが溜まります。ホコリ、花粉、油、粉塵、時にはネズミや昆虫の死骸まで…。
これらが蓄積すると、空気の流れを邪魔するだけでなく、悪臭やカビの原因にもなります。
特に飲食店、工場、病院、福祉施設では、一般住宅よりも空気中の汚れが多く、半年〜1年に一度の清掃が理想的です。
また、家庭でも「ペットがいる」「加湿器を多用する」「築年数が古い」などの条件が重なると、ダクト内のカビ発生リスクが高まります。
清掃の方法は、専用の回転ブラシやバキューム、場合によっては薬剤噴霧を併用し、徹底的に内部をリフレッシュさせます。
ダクトはパーツの集合体です。直管・エルボ・分岐・フレキシブルダクトなどが連結されており、その接合部は特に弱点です。
経年劣化や地震、施工不良などによって、シール材の剥がれや金具の緩みが起こると、空気が漏れて空調効率が落ちます。
空気が漏れ続けるとどうなるか?
エアコンが余計に稼働して電気代が増える
設備に無理がかかって故障リスクが高まる
温度ムラや風量不足で住み心地が悪化する
また、振動や風切り音が生じることも多く、音響トラブルの原因にもなります。
1年に1度は点検を行い、シール材の補修や締め直しを行うことで、ダクトの寿命を延ばすことができます。
火災時、ダクトが煙や炎の通り道になってしまうことを防ぐために設置されているのが、防火ダンパーです。
この装置がしっかり作動しないと、延焼や煙の拡散が広がり、建物全体の被害が深刻化します。
しかし、長年放置されたFDはサビ・ホコリ・グリスの劣化などで固着しやすく、いざという時に作動しないというケースが報告されています。
消防法では「年1回の作動確認」が義務化されていますが、実際に点検・潤滑・修繕までしっかり行われている現場は、まだ一部です。
万が一の火災時に人命と建物を守るためにも、ダンパー点検は決して後回しにできません。
✅ 空調効率を維持し、省エネ・節電につながる
✅ カビや異物を除去して、健康被害を防ぐ
✅ 突然の設備トラブルや火災リスクを予防
✅ 建物の資産価値を維持できる
✅ クレーム・苦情・行政指導を防げる
特に法人・商業施設・集合住宅では、トラブルが発生すると信用問題にもつながります。小さな手間を惜しまないことが、将来の安心に直結します。
私たちが空調の効いた快適な空間で生活できるのは、ダクトが正常に働いてくれているからです。
しかしその存在は見えない場所にあり、故障して初めてその重要性に気づくことも少なくありません。
だからこそ、日常的な点検と、定期的なプロによる清掃・整備が必要不可欠なのです。
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
今回は、空調・換気システムの要とも言える「ダクト工事」におけるトラブル事例と、それに対する具体的な対策を詳しくご紹介します。
ダクト工事は、建物の中を快適に保つための“呼吸器官”のような存在です。しかし、一見見えない箇所であるがゆえに、設計・施工・メンテナンスのどこかで不備があると、目に見えない形でじわじわと不具合が広がっていきます。
トラブルが起こってからの修繕は大がかりになることも多く、初期段階の正確な設計と丁寧な施工が極めて重要です。
ある事務所ビルで、空調ダクトが各フロアへ配管されたにもかかわらず、「エアコンの効きが悪い」「風がほとんど来ない」といったクレームが多発。調査の結果、設計時の風量計算が甘く、主要ダクトが細すぎたことが判明しました。
設計段階でのCFD(流体解析)やシミュレーション不足
テナントレイアウトの変更に対して、風量再調整をしなかった
現場の都合でダクトサイズを変更したまま、調整不足で施工完了していた
施工前に空調負荷と風量を再計算し、シミュレーションツールを使って流れを事前確認
現場の制約に応じてダクトルートが変更された場合は、設計変更と構造補正を速やかに連携
施工後、各末端で風量測定を実施し、バランス調整(ダンパー制御など)を徹底
ワンポイント!
現場では「収まり優先」で小径に変更されがちですが、風速や静圧の関係から空調効率が著しく低下するケースも。設備図と現場寸法を“同時に確認”する文化が重要です。
某ビルの地下駐車場に設置された排煙ダクトで、火災訓練時に“煙が予想以上に拡散”してしまうというトラブルが発生。
点検の結果、複数のダクト接合部でシール材が適切に施工されておらず、空気漏れが多数確認されました。
コーキング材やシールテープの貼付忘れ、または規定未満の処理
ダクトの熱伸縮による経年劣化(特に天井裏や機械室まわり)
硬化や剥離したシーリング材が、風圧で飛散・破損していた
ダクトの接合時には規定のシール材(ネジ止め+コーキング)を併用
施工後に**エアリークテスト(気密試験)**を実施して漏れを可視化
点検時に接合部を触診・赤外線カメラ・煙テストで確認し、経年劣化を早期発見
ワンポイント!
見た目はきれいに仕上がっていても、**目に見えない「内部漏れ」**は意外と多く、これが原因で空調効率が5〜20%ダウンするケースも珍しくありません。
特に「冷暖房が効かない」と言われる建物の多くで、ダクト漏れが見落とされていることがあります。
【事例】天井ダクトを通じて「ゴーッ」「ヒューヒュー」という音が部屋に響く。
【対策】ダクト内面に吸音材を設置するか、風速を下げて気流音を抑える。
【事例】排煙用ダクトが天井裏で塞がっていたり、ダンパーが開閉しない。
【対策】排煙ダンパーの定期点検義務を遵守し、可動状況を半年ごとにチェック。
【事例】軽量天井に施工された軟質ダクトがたるみ、空気が正しく流れない。
【対策】サドル支持・バンド固定を強化し、1mピッチ以下の間隔で支持を徹底。
トラブルを防ぐには、何よりも設計・施工・点検の三位一体の体制づくりが必要不可欠です。
以下のチェックリストを元に、社内・協力業者との連携強化を図りましょう。
設計風量と計算が最新の建物レイアウトに基づいているか
ダクトサイズ、ルート、材質が現場制約に適応しているか
特殊条件(高温環境・排煙用途・消音要件)を満たしているか
接合部の締結状態、シール処理が図面通りか
支持金具や吊りボルトの強度・耐震仕様が適切か
断熱処理(特に冷媒配管周辺)が確実に行われているか
エアリーク試験または煙テストを実施しているか
風量・静圧測定でバランス調整されているか
メンテナンス口の確保や点検経路の整備がなされているか
ダクトは単なる配管ではなく、建物の空気の流れ・温度・快適性・安全性を担う極めて重要な設備です。
一見地味に思われがちですが、適切なダクト設計と丁寧な施工が、快適なオフィスや店舗、住宅を支えているのです。
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
今回は、飲食店の厨房にて行ったダクト設備工事の施工写真をご紹介します。
普段お客様の目に触れることの少ない“天井裏の仕事”ですが、実はお店の空気環境を大きく左右する、非常に重要な工事です。
ダクトとは、空気を運ぶための「空気の通り道」。
特に厨房では、調理時に発生する熱気・油煙・湿気・臭気などを効率よく排出するために、しっかりとした排気ダクトの設計・施工が欠かせません。
また、厨房内の空気を一定に保つことで、調理スタッフの労働環境も改善され、
結果として「料理の品質や衛生管理」にもつながる、大切なインフラのひとつです。
こちらが今回の施工現場の写真です👇
この現場では、以下のような点にこだわりました:
✅ 複雑な配管ルートでも美しく、かつ効率よく
→ 曲がりが多くなると、抵抗が増えて空気の流れが悪くなります。
そこで、緩やかな曲がりと最小限の分岐構成で、バランスの良い設計に。
✅ 熱と油に強い材質選定
→ 使用したのは亜鉛メッキ鋼板製の角ダクト・丸ダクト。耐久性と清掃性を両立しています。
✅ 意匠性を損なわないレイアウト
→ お店のデザインコンセプトに合わせ、露出配管でも整然とした印象になるようレイアウト。配管も“見せる要素”になるよう配慮しました。
厨房ダクトは、単に空気を逃がすためのものではありません。
排煙の安全性、火災リスクの低減、メンテナンス性の確保など、
高い技術と豊富な経験が求められる仕事です。
私たち田中空調設備では、**店舗の規模・業態・レイアウトに合わせた“オーダーメイド施工”**を徹底し、
安全性と使いやすさのバランスを追求しています。
飲食店をはじめ、カフェ・ラーメン店・ホテル・給食センターなど、
厨房設備に関する設計・施工・メンテナンスまで一貫対応しています。
新規開業をお考えの方
厨房の換気にお困りの方
改修・メンテナンスのご相談 など
まずはお気軽にご連絡ください!
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
このたび、業界専門誌「月刊ルーツ」2月号にて、私たちの取り組みや会社の姿勢が紹介されました!
今回の取材には、テレビや雑誌でもおなじみの野村正樹さんがご来社くださり、社員一同、やや緊張しながらも(笑)、誠実に取材に応じさせていただきました。
インタビューでは、弊社が掲げている
若手育成に力を入れている理由
現場で大切にしている“チームの空気”
地道な仕事の中にある、確かなやりがい
空調・ダクト工事の“見えない価値”をどう届けるか
といったテーマを中心に、じっくりお話させていただきました。
代表はもちろん、現場の若手社員も一緒に登場し、日頃の仕事のやりがいや夢についても語らせていただいています。
こちらが取材当日の集合写真です!
この日は少し肌寒かったですが、空気はすっきりと晴れていて、全員気合を入れて臨みました。
野村さんはとても物腰柔らかで話しやすく、「職人さんってかっこいいですね」と言ってくださったのが印象的でした。
取材後には、なんと野村正樹さん直筆の激励メッセージ入り色紙までいただきました。
「つなぐ技術」という言葉には、私たちの“配管・空調・ダクト”という仕事の本質が表れている気がして、スタッフ全員で感動しました。
この色紙は、今後も事務所に大切に飾らせていただきます!
雑誌『月刊ルーツ』2025年2月号にて掲載されています。
書店または電子版にて購入可能ですので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
これからも、田中空調設備は「見えないところを支える技術者集団」として、
信頼される現場づくり・チームづくりに励んでまいります。
引き続き、応援よろしくお願いいたします!
▶ 空調・ダクト工事のご相談や採用に関するお問い合わせはお気軽に!
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
ダクト工事は、建物内の空調や換気システムを快適に保つために欠かせない工事です。
オフィスビル、商業施設、工場、病院など、さまざまな建物でダクトが設置され、空気の流れをコントロールしています。
しかし、ダクト工事は単に管をつなぐだけではありません。
適切な道具を使い、精密な作業を行うことで、安全性と耐久性を確保し、最適な換気環境を作り出します。
今回は、ダクト工事で使われる道具と技術について詳しく解説 していきます!
ダクト工事では、金属の加工、接続、密閉、測定など、さまざまな工程があります。
そのため、それぞれの作業に特化した道具が活用されています。
ダクトは 亜鉛鉄板(ガルバリウム鋼板)やステンレスなどの金属板を加工して作られる ため、適切なサイズに切断する道具が必要です。
✅ 使用されるカッターの種類
✔ ポイント
ダクト同士を接続する際には、リベットやボルトを使用して固定します。
✅ よく使われる工具
✔ ポイント
ダクトの接続部分には、小さな隙間が生じることがあります。
その隙間を埋め、空気漏れを防ぐのがシーリング材です。
✅ 主なシーリング材の種類
✔ ポイント
近年、ダクト工事には 最新のテクノロジーが導入 され、作業のスピードアップと品質向上が実現されています。
ダクトを設置する際、正確な水平・垂直を確保することが重要です。
レーザーレベルを使用すれば、手作業での測定よりも精密な位置決めが可能 になります。
✅ レーザーレベルの特徴
✔ ポイント
ダクト工事の前に、3D設計ソフトを活用することで、現場での作業を効率化 できます。
✅ 3D設計ソフトのメリット
✔ ポイント
ダクトの点検や清掃は、狭くて手が届きにくい場所が多く、作業員の負担が大きい ものです。そこで、最近では ロボット技術の導入 が進んでいます。
✅ ロボット技術の活用例
✔ ポイント
ダクト工事は、職人の技術と最新のテクノロジーの融合 により、ますます精度が向上しています。
✅ 基本道具(カッター、リベット、シーリング材)で正確な施工を実現
✅ レーザーレベルや3D設計ソフトで、効率的かつ高品質な工事が可能
✅ ロボット技術の導入で、点検や清掃の安全性と精度が向上
これらの道具や技術を駆使することで、耐久性が高く、快適な空調環境を提供するダクト工事 が実現されます。
次回は、「シリーズ4: ダクト工事が支える快適な生活環境」 をお届けします!
普段は目に見えないダクトが、私たちの暮らしにどのように貢献しているのか、詳しく解説します!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
シリーズ2: ダクト工事の流れ
今回は、ダクト工事がどのように進められるのか、その具体的なステップをわかりやすく解説します。
実際の現場ではどんな作業が行われているのか、少しでもイメージしやすくなれば嬉しいです!
1. 事前準備と設計
ダクト工事の第一歩は、現場の調査と設計です。
これが工事全体の基盤を作る重要なステージです。
現場調査
現地に赴き、建物の構造や使用目的、必要な空調能力を確認します。
以下のような点をチェックします:
建物内の空間配置や天井の高さ
配管の通る経路や障害物の有無
必要な空調の能力(冷暖房の効率を最大化するため)
設計
現場調査のデータをもとに、最適なダクトの配置やサイズを決定します。
設計段階で効率的な空気循環が実現できるかが、施工後の快適性やエネルギー効率に大きく影響します。
2. ダクトの製作
設計図が完成したら、それに基づいてダクトを製作します。
この工程では、精密な作業と材料選びが重要です。
素材の選定
用途に応じて、適切な素材を選びます:
金属製ダクト: 主に大型施設や工場で使用されます。
耐久性が高いのが特徴です。
樹脂製ダクト: 軽量で加工しやすく、飲食店や小規模な空間に適しています。
加工
ダクトを設計図通りのサイズや形状に切断し、必要な箇所には穴を開けたり、接続用のパーツを取り付けます。
この加工精度が高いほど、現場での設置がスムーズに進みます。
3. 現場での設置作業
いよいよ現場での設置作業に入ります。
この工程では、正確性と安全性が求められます。
据付作業
ダクトを天井や壁に取り付ける作業です。
固定にはボルトやサポート金具を使用し、しっかりと安定させます。
大規模な現場では、クレーンやリフトが使われることもあります。
接続作業
配管同士を接続し、空気が漏れないようにシーリング処理を行います。
接続部分の密閉性が低いと空調効率が落ちるため、非常に丁寧な作業が必要です。
4. 最終確認と試運転
設置作業が完了したら、仕上げの段階です。
この工程は、システム全体が正しく機能するかを確認する重要なステップです。
動作確認
空調の動き: 冷暖房が均等に行き渡っているかをチェックします。
排気と給気のバランス: 汚れた空気がしっかり排出され、新鮮な空気が取り入れられているかを確認します。
仕上げ清掃
工事中に発生したホコリや汚れをきれいに清掃します。
清潔な状態でお客様に引き渡しができるよう、細部まで気を配ります。
ダクト工事のポイント
ダクト工事は、計画から施工、確認まで一貫して細心の注意を払う必要があります。
特に空気の流れに直結する部分だけに、少しのミスが快適性や効率に大きな影響を与えることも。
プロの技術と経験が光る仕事です!
次回予告
次回は「シリーズ3: ダクト工事で使われる道具と技術」をお届けします。
ダクト工事に欠かせない道具や最新技術を詳しくご紹介しますので、ぜひお楽しみに!
皆さんこんにちは!
株式会社田中空調設備、更新担当の富山です。
徐々に暖かくなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?
さて、本日からシリーズ更新が始まります!
シリーズ1: はじめまして!ダクト工事って何をするの?
「ダクト工事」という言葉は耳にしたことがあっても、具体的にどのような作業をしているのか、ピンとこない方も多いかもしれませんね。
今回は、ダクト工事の基本とその重要性について、お話しします!
ダクト工事とは?
ダクト工事とは、建物内で空気を循環させるための「空気の通り道」を作るお仕事です。
これにより、建物内の空気環境を整え、快適で健康的な空間を維持します。
主なダクトの種類
空調ダクト
エアコンの冷暖房を届けるためのダクトです。
オフィスや商業施設の空調設備には欠かせない存在で、心地よい室温を保つ役割を果たします。
排気ダクト
厨房や工場などで発生する煙や臭いを外に排出するためのダクトです。
特に飲食店や工場では、このダクトがなければ作業が成り立ちません。
給気ダクト
外の新鮮な空気を建物内に取り入れるためのダクトです。
換気の役割を果たし、空気の循環を助けます。
これにより、二酸化炭素濃度を下げたり、室内の空気をリフレッシュしたりできます。
どんな場所でダクト工事が必要なの?
ダクト工事は、私たちが普段利用するさまざまな建物や施設で必要とされています。
1. オフィスビル
働く環境を快適に保つためには、空調ダクトが必須です。
特に多くの人が利用するビルでは、空気の循環と温度管理が重要になります。
2. 飲食店
厨房では、大量の煙や臭いが発生します。
これらを素早く外に排出するための排気ダクトが必要です。
適切に設置されていないと、室内に臭いや湿気がこもり、衛生的にも問題が生じることがあります。
3. 工場や倉庫
作業環境を快適かつ安全に保つためには、給排気ダクトが欠かせません。
特に粉塵や化学物質が発生する現場では、効果的な換気が従業員の健康を守ります。
ダクト工事がもたらすメリット
ダクト工事は、ただの「配管工事」ではありません。
建物全体の機能性や快適性を大きく向上させる重要な役割を担っています。
快適な空間づくり: 空気の循環がスムーズになることで、室内が快適になります。
健康維持: 新鮮な空気が供給され、汚染された空気が効率的に排出されることで、健康的な環境を提供します。
省エネ効果: 正確に設計されたダクトシステムは、空調設備のエネルギー消費を抑えることができます。
これからのダクト工事ブログについて
今後のシリーズでは、ダクト工事の具体的な流れや現場で使用される技術、さらに私たちの日常生活を支えるダクト工事の裏側に迫ります!
次回のテーマ:
「シリーズ2: ダクト工事の流れ」
現場ではどのように工事が進められるのか?そのステップごとに詳しく解説します。
設計から設置、仕上げまでのプロセスをご紹介するので、ぜひお楽しみに!